その8


この日は朝、ゲントのホテルまで
セント・ベルナルデュス醸造所のMarcoが朝10時に迎えに来てくれる事になっていた。
前日に比べるとほんとに気が楽であったし、彼と会うのも楽しみにしていた。

が、、10時を過ぎてもやってこない。。

まあこれくらいは当たり前なので早速電話してみる。
と、電話に出たが、前日のオランダで大事な仕事が長引いてオランダに止まる事になり、朝7時に出発したが、道が混んでいてかなりかかりそうだとの事。
確かにいつも朝、ブリュッセルからオランダ方向の主道路(ただの高速みたいな道。アメリカ、ヨーロッパにはよくある道)はオランダ方向からブリュッセル側は結構混んでた気がする。自分はいつもブリュッセルから向かう方ですので。

まだ下手すると1時間、2時間かかるかもとの事なので
ゲントの町並みをゆっくりと歩いてみる事にした。結構昼間は醸造所等に行っている事が多いので新鮮な気がする。

クッパがいそうなフランドル伯爵城 観光客気分。

と歩いているとどうやら写真を撮るにはベストポジションへ到達したようだ。と思い、カメラを向けた。

これは、、まさに、、



「ゲンツ トリペル Gentse Tripel!!」


(以前のブログをお読みの方はご存知だと思いますが、ゲンツ・トリペルの中にはグーデン・ドラークがいる。知ってました?)

この角度からだったのかと感動。
涙で前が見えない!!とまではいくはずもないが、うれしさのあまり山下にこの喜びを伝える。こんな所でこんな変に感動している日本人はほぼいないだろう。

そこから二日前も訪れたwaterhuisへ昼食に向かう。
ここはビールバーの隣りはレストランも併設されている。

ガンダバム(BR.PROEFへの委託醸造)樽生とトラピスト ラ・トラッペ樽生を頂く。

魚介のワーテルゾーイを注文。

すると恐ろしい程の量のワーテルゾーイ。
写真では小さく見えるが本物は
魔術師が何か調合してそうな壷で出て来る。

2人で写真撮影に入る。ただの旅行客と化していた。
となりはウサギの煮込み

しかし、これがすばらしい。ダシが出てます。さすがワーテルゾーイの本場ゲント!

これを食べ終わり、再度散策を始めると携帯が鳴った。

「Marcoからだ!!」

その2へ続く