10/13よりピンクキラーのスクラッチキャンペーンが始まります。
もともとピンクキラーはデリリウムカフェ オープン時からルルやブッシュなどと同じく樽生にて常時提供されていた樽生。
だからボトルからまず輸入してみました。グレープフルーツの果汁を使用しているのでビールが苦手な女性はぜひお楽しみ下さい。
もともとリオネルと知り合ったのはリオネルがヒューグ醸造所のディヴィッド(ダビッツ)に日本に行くならデリリウムカフェを見にいくべきだと言われたみたいでグーグルマップを印刷した紙を片手にデリリウムカフェに現れた。朝まで飲み続けたのが最初の出会い。
他の醸造所や他国の輸入元が現れると同じ状況が起こるので、日本でリオ(私)と飲むのは気をつけろ(笑)と笑い話になっているし、よく他の醸造所のやつらにもその話知ってるよと笑われる。
シリー醸造所の家族は本当に温かくまさに家族経営の醸造所だと会う度に思う。僕はこういう雰囲気が好きだからここにやってくるのかもしれない。
先程の訪問記にも書いたが、リオネルで6代目となるこの醸造所は1850年からの歴史を持つ。エノー州のこの醸造所はエノー州を代表するビールでもあるセゾンビール"セゾン シリー"等も醸造する。またはスコッチ シリーなど代表的な銘柄である。
セゾンビールの話になるが、もともと1920年代まではセゾンビールとは
現在のセゾンデュポンやフォーセゾンと違い、ホップをきかせた若いビールと酸味のある古いビールをブレンドする事、そして醸造所によってはそれを樽で寝かせる事で醸造されていたし、色合いもブロンド色ではなく赤褐色のものも多かった。この醸造所は樽で寝かせる事はしないが新しいビールと古いビールをブレンドするという点や赤褐色であるという点、醸造されはじめてからレシピを変えていないという点においてセゾン シリーは当時からのセゾンの味わいを知る意味において重要なビールだ。
この話を聞くとセゾン シリーを飲んでみたくなるのでは?
みなさんにここまで書いたらなら輸入しろと怒られそう(汗)
別の醸造所になるが昨年輸入したタラス ブルバとカンティヨンのランビックのブレンド後の樽熟成"セゾン・デ・ラ・セーヌ"もこれはセゾンではないというビールファンも多かったが、正確にはこれがまさに"OLD SAISON"といっても過言でないのはこういうことである。(このビールは日本のベル・オーブとベルギーのムーデル ランビックとアメリカのごく一部にしか輸出されていない。)
話はもどってシリー醸造所。
醸造所に行ってから、前も見てるけど醸造所の見学を始めた。
樽のボトリングのマシンが新しくなっていた。リオネルがボトリング蓋もしまっていないビールをボトリングマシンから取り出して、このビールはいまがうまいよ。といって二人で飲みながら見学する。
こういう瞬間がただの見学じゃなくて興奮する所だ。
醸造所の見学が終わってからが長いのが、歓迎の意味なのか。
ここからが僕の仕事?でもある。…