その5

ベル・オーブが誕生して5月ではや6年を迎えます。

ベルギービールの直輸入を始めてからというもの、すばらしいビールを追い求めてベルギー中の醸造所を歩き回り、感動すれば醸造家と話を重ね続けてきました。

いろんなお客様からもいろんな言葉もいただいたし、自分の中でも自分を感動される事のできるビールはたいてい輸入してきたつもりでした。

ただ、心残りがあったのは事実。

ランビックの輸入にだけは二の足を踏んでいました。

こういうと醸造家からもお客様さんからも怒られるかもしれないけど、ランビックというのは何年も寝かせてからの商品という特性もあり価格の面、そして強い酸味などなかなか簡単に売れるものではないし、「輸入して」という人もそんな事いいながら一回しか飲んでくれません。(正直な話。違ったらごめん。) とある友人のランビックの醸造家からもここ数年の日本の市場での厳しさについて話をされた事もある。

だけど、ベル・オーブ六本木が6年を迎えるにあたり、ランビックを輸入する事にしました。

理由は

「僕も飲みたいからです。笑 好きなんです。樽で寝かせた酸っぱいの。」 ごめんなさい。もちろんみんなで飲みたいんですよ。

こんな素直な気持ちでゆっくり始めてみます。
きちんと醸造所には出向いて話をした上で決めています。本気です。僕は醸造所に行かなきゃ直輸入はじめないので。

今このブログ書いててこの2年ランビックの醸造所にこっそりと足を運びながらも躊躇してた自分がばかみたいです。

だけどこうやってランビックも輸入できるようになったのもみなさんが飲みに来てくれるから決心ついたのも事実。

他にも、重い樽を必死に運んでる彼らを見て感動を覚えたとか自然酵母を取り込む釜から広がる蒸気。輸入したい理由は数え出したらきりがないかもしれない。

やるからには皆さんにランビック狂が増える事を祈ってやってみましょう。ご期待下さい。

実はランビック好きの菅原より。