その5

本日よりデリリウムカフェ レゼルブにでアウグスティン ドンカーが登場ですが、
実は昨年ゲントにて行われたアウグスティン ドンカーの発表会に参加していましたのでそちらのお話を

昨年某日、私はヴァン・スティーンベルグ醸造所のジェフよりアウグスティン ドンカーの発表会に招かれた。(赤坂の某Siんのすけ君も連れて行った。)

アウグスティン 修道院

会場はアウグスティン修道院、ゲントのフランドル伯爵城よりすぐに位置する。

1295年より続くゲントのアウグスティン修道僧より1978年にレシピを受け継ぎ、修道僧の指導をうけながら、アウグスティンがヴァンスティーンベルグ醸造所にて醸造される事になる。そのままゲントにて最も愛されるビールとなったアウグスティン(ブロンド)。

しかし、この際に彼らのダークなエールは引き継がれずに醸造が終了し、今回このレシピを引き継いで醸造される事となりこの発表会となった。

ゲントの町ではヴァン・スティーンベルグ醸造所のトラックを見つける事もできる。

アウグスティン 修道院

修道院にもこの日はアウグスティン ドンカーの幕がかかっており、このビールの歓迎ムード?であった。

修道院に最初はほとんど人がおらずにゆっくりな発表会かと思い、ゆっくり歩いていると、
ちょうどセント・ベルナルデュス醸造所からやってきたため着ていたセント・ベルナルデュスポロシャツをジェフに発見されたが彼は相当忙しそうでそのまま軽く話をして立ち去っていった、、

が、20分程してジェフの奥さんがやってきて。
「リオ、ジェフがあなたに渡してってお願いされたの」
とアウグスティンワイシャツが僕ら二人に支給されたのだった(笑)

そのまま、ジェフの叔父であるポール(ポール・ヴァンスティーンベルグ)がいたのでSiんのすけと記念撮影をとってあげる。

ポール ヴァンスティーンベルグ

気づけばまわりはゲントの人だらけになっていた。招待客だけなのにたぶん修道院内に500人以上は軽く集まっていると思う。
さすがはゲント、アウグスティンの人気はすごい。

みんなにドンカー以外のビールが最初に振る舞われ、全員がアウグスティンを飲んでいる。中央の舞台では演奏などが始まり、会が盛り上がりを見せてきた。

業界が狭いのか、自分がいつもゲントにいるからか相当いろんな知り合いと会う。

その中でもベルギー人の誰もが知っているというサッカー選手。
彼はジェフの友人でスコットランドのセルティックでもプレイしていた程の選手であり、私は彼と何度か飲んでいて顔見知りになっている。(醸造所のすぐ近くのカフェで偶然会ったりする。)

彼はグーデン・ドラークをこよなく愛しというか、死ぬ程愛している。飲んでいる時にも「俺はこのビールを何杯でも飲めるようになりたくんてプロになったんだ!!」という程だ。それほどグーデン・ドラークが好きで一緒に飲み始めると僕もグーデンドラークしばりになってやられそうになる。。

そんな彼も今日は仕方なくアウグスティンを飲みながら僕らとしばらく雑談していた。

続く。