明日デリリウムカフェ トーキョーにて提供する
ブッシュ・ド・ニュイは
エノー州にあるデュブイソン醸造所が作る特別なビールです。
もともとデュブイソン醸造所はブッシュ・アンバー、ブロンドで知られる高アルコールビールで知られます。(フランスやベルギーの若い層にはキュベ・ド・トロールの方が知られているようですが。)
近年、醸造所の経営が同じ一族で前オーナー(一度だけデリリウムカフェで一緒に飲んだが、楽しい方でした。もちろんブッシュアンバーを両手にw) から若い甥へ世代交代し、キュベ・ド・トロールなどのブランディングやブッシュ・ド・ニュイのような樽でのエイジングビールなど新しい試みが行われるようになりました。醸造所も成長を続けており、10年前は14,000HL(1HL=100L)の生産量が27,000HLまで成長しています。
フランス語圏の醸造所だけあり、フランスが輸出の60%をしめるとも。
ブッシュ・ド・ニュイは同醸造所の作るブッシュ(スカルディス)ノエルを半年以上(毎年出来によって変わる)、フレンチオーク樽にて寝かせたものであり、このワイン樽はフランス、ブルゴーニュの有名なコート・ド・ニュイ地区ニュイ・サン・ジョルジュで赤ワイン熟成に使われた樽が使用される。(ニュイ・サン・ジョルジュなんで赤がほとんどといえばほとんどですが、、)
ワイン熟成に使われた樽は様々な菌が生きており、予想できない変化をビールにもたらすと語っていました。ただ樽香を付けるだけでないだけにワインを感じさせる味わいはここからも来ています。さらにボトリング後に酵母添加によって瓶内発酵も行っているものです。
今後もこのような取り組みを強めて行くだろうとは語っていましたが、最初に書いたような醸造量とはうってかわった少量も少量の生産だけに大切に味わっていただきたい一杯。そういう意味でも少しビールと違うのかも。これに関しては私としてもなやましい所です。
マリアージュの会での少量の提供となりますのでデリリウムカフェ トーキョーまでぜひご予約下さい。