その5

Black Damnation Ⅲ -Black Mes- 13%

最後の樽生が
デリリウムカフェ トーキョーにて9月26日登場

世界でも最も大きなビールレィティングサイトの一つであるRatebeer.comにて世界一のビールとなっていたウエストフレテレン(トラピストビール)を超えるビールが現れた。
そのビールがブラック・アルバートである。

偶然なのか必然か、このビールを醸造するストライセ醸造所は彼らの表現からすればウエストフレテレン(西フレテレン)から石を投げれば届くほどの距離、オーストフレテレン(東フレテレン)に存在する。そして彼らはもう一つのビールレィティングサイトにおいても世界一の醸造家にも選ばれた。

頂点を極めたかに見えた彼らだったが、彼らのビールへの情熱はとどまる事を知らない。宇宙一となったブラック・アルバートを超えるものはブラック・アルバートでしかなかったのだ。彼らはブラック・アルバートに様々な醸造法を加える事でさらに進化させていった。それがブラック・ダムネーションシリーズであり、世界でもごく一握りの選ばれた店でしか提供される事はない。その中でも今回"樽"がデリリウムカフェにて提供される事となった。ベルギーでさえ、この樽が何樽飲まれたであろうか?一樽でさえ出回っていないかもしれない。

今回のブラック・ダムネーションⅢはブラック・アルバートをコール・アイラ蒸留所のウィスキーに使われる樽にて3ヶ月熟成を重ねたものだ。
ロンドンに住んでいるデザイナーでもあり、建築家でもあるポール・メイラは彼のすべての友人達から"Mesメス"と呼ばれている。彼は自分の愛するウィスキーの熟成樽をいくつか手に入れ、その中にブラック・アルバートをつめる事になった。そのためにこのビールは"Black Mes"と呼ばれる事となる。
結果としてブラック・アルバートはさらにスムースで贅沢な飲み口が加わり、フィニッシュにはピートから来るスモーキーなフレーバーを手に入れたのだ。

世界一高価なビールの一つであるが(これまでの想像を超えている)、このビールはこれからのビールの将来を示しているかもしれない。(ちなみにあのセント・ベルナルデュス アブトの何倍の価格なのか想像してみて欲しい。)

そして9/26には

ベル・オーブ六本木にてブラック ダムネーションV 750ml
デリリウムカフェ トーキョーにてブラック ダムネーションV樽生が登場する。