-お店にはストーリーがある-
当たり前の事だけどもそれを伝えるのは難しい。
それはある意味店をただ運営していく以上に難しく大事な事ではないだろうか。
ストーリーとはほとんどが人の円の話に行き届くわけでそれは我々の事業理念そのものだ。
つい後回しになってしまう事で、そういう事こそが経営者が腰を動かして進めていかなければならない。
ただストーリーとはお店を食事と雰囲気とスタッフから好きになって初めて興味を持ってもらえるものだ。なおさら伝えるのは難しい。
日本上陸5周年を迎えたデリリウムカフェにも、今年開店したブラッスリー セント・ベルナルデュスにもベル・オーブ東京芸術劇場にもストーリーは存在する。各店がなぜどのようにして生まれたのか。そのストーリーを考えればベル・オーブ六本木だってもっともっと進化しなくてはならない。
もっと店にいるみんなにもそれを伝えなければいけないし、デリリウムカフェ レゼルブは
お店が開店以降にお客さんと共にさらに熟成していくように付けた名前である。神田だってセント・ベルナルデュス醸造所との友情で生まれた熱いストーリーがある。東京芸術劇場はビールで公共施設を盛り上げるために生まれた。プレゼンにはベルギー人まで参加してくれた。
それぞれを関わる全員がこれを知り、誇りを持ってビールに食事に接する事がビール屋としての最大の教育であり、それをお店が仲間がどれだけ増えてもその歴史をお客さん、スタッフ全員で共有できるように出来てこそ我々の強みが発揮されるはずだ。
そこをまずやらないと次の壮大な夢にたどり着く事は難しい。
デリリウムカフェ5周年を迎え、次の5年を考えると店舗を作る事よりも何よりも一番難しい事はこれだとおもい自分に向けても記しておきます。