カラコル醸造所からすぐのディナンの町はベルギー・ナミュール州に存在します。ムーズ川を囲んで美しい街並が広がります。11世紀から築かれた城砦(現在は19世紀のもの)には12世紀創立のノートルダム協会のそばからロープウェイで登る事が出来ます。
そこからの眺めは絶景。
この町はサクソフォンを発明したアドルフ・サックスの生誕の地です。カラコル・サクソーはかたつむりがサックスを吹いていますよね? カラコルはかたつむりを意味し、この土地の人達がゆっくりと生き、ゆっくりとしゃべり、そして我慢強い事から名付けられました。そのカタツムリの吹くサックス。ベルギービールはまさにその土地の持つ歴史を体現しているのです。カラコル醸造所は世界でも唯一の薪の火力を利用する醸造所と言われます。この薪もこの地方の薪が使われています。まるでワインのテロワールのような話になってきましたね。
(ちなみにノストラダムスはクリスマスビールとして生まれました。今が飲み時という事ですね)