こんにちは、プティデリリウムタップカフェ店長の眞坂です。
ポルトガル研修レポート致します。
昨日深夜に到着し、その日はホテルのサービスでポートワインを一人で開け就寝。
もったいないので1本開けちゃいました。。。。
CVRVV(ヴィーニョ・ヴェルデ・ワイン協会)本部にて産地や特徴についての座学を受講。
簡単に説明させて頂くとヴィーニョ・ヴェルデとは直訳すると緑のワイン。
単に緑色のワインという事ではなく、若摘みされたフレッシュな味わいと爽快な酸味の微発泡が特徴のワイン。世界的にも注目されている産地でもあり、価格も控え目でカジュアルに楽しめる。
アルコール度数も7-9%台の物が多く流通し、ライトに飲めるという事でアメリカ人気を博し世界的にその多くが輸出されているが、近年では熟した葡萄を使用し、10-13%のワインも造られている。
実際に試飲会に出されていた物も10%台の物が多くありました。
ヴィーニョ・ヴェルデ=微発泡の白ワインというイメージが強くそのシェアに合わせて伝統的に0.5気圧程のガスを注入しているが、基本的にはスティルワイン(発泡していないワイン)である。
1時間程の座学を終え、CVRVV本部にて3社の試飲をさせて頂くが、醸造家の目の前でワインを吐き捨てる事が出来ずに全て飲み干しほろ酔いでワイナリーへと移動。
約300年程続くQuinta de Carapeçosのワイナリーにて一家とランチ試飲会へ。
こちらのオーナーがとにかく羽振りが良く飲ませる飲ませる。
どんどんワインを注がれ私も調子が良くなりどんどん飲む飲む。
だって美味しいんですもん。
周りは全員ソムリエの方達です。中にはソムリエコンクール全国大会入賞者やソムリエ協会の理事等、知識と教養のある上品な嗜みを楽しまれているなか、一人浮いている私。ビール好きが恋しくなりました。
休む事なく次のAveledaのワイナリーへ。
こちらはヴェーニョ・ヴェルデ生産量1位のワイナリー。
日本でもアサヒが輸入しており日本でも楽しめます。
円卓で皆様と雑談をしながら、ディナーをへべれけ状態で楽しませて頂きました。
生産者の思いをダイレクトに聞ける事はなかなかありません。
その地に適した物を作り、各々が受け継がれている伝統を継承し、時代に合わせたエンドユーザーへのニーズに応えながらも、こだわりを持ち生産している事を再度認識しました。
その思いはベルギービールでも同様。
生産者はどんな気持ちで私達に届けてくださっているのか。
日本にベルギービールが輸入されるまでに沢山の方達が携わっています。
もちろんビールだけではなく、食材も然り。
お客様へ最終的にお届けするのは私達の仕事です。
その思いをできる限りの形で伝えて行きたいと強く感じた今日の1日。
ご一読ありがとうございました。