その9


こっちはRJと握手
左は公太さん、真ん中は元タリーズUSA副社長のRJセルフリッジ、右が私

そんなわけで、思い出せば、RJともほんとに楽しく仕事をした。
RJと一緒に、向こうの社長さんと交渉して、イタリアのラマゾッコ社からエスプレッソマシンなどを輸入したり、オーストラリアからカートを輸入して、テニスのAIGオープンでミニ、タリーズ作ったり、家具を中国生産したりもしたけどこの時から輸入って楽しいなって、いま思えば、感じるようになったんだな。それを考えるとRJには感謝だし、公太さんにも感謝です。

いま、こうやってベルギービールを輸入したいという思いがこれだけ強いのも、初めて輸入された物を倉庫に見に行くときのワクワク感。みたときのうれしさ。今、船の上のベルギービールにも同じ気持ちを感じます。

というわけで話を戻します。

公太さんの最初の注文は「こにぎり3つ」
クーツグリーンティーで出されているメニューです。。(笑)
ほんとに出してやりたかった、、。

公太さんと話すのは久しぶりだったので、たくさん質問してみた。。

「夢ってなんですか?」と聞いたら
笑いながら、「いまさら言わせるなよ~」
なるほど、前と変わってないんだな。
コールド・ストーン クリーマリー行きました?」
「おまえ、あの店には負けるなよ。ベルギービールバー200店出店しようよ」
本気で言ってそうで怖い、、(笑)

社長の時の姿を見ていて、上場企業(現在はTOBで非上場)の社長というのは
これ程大変なのかと思ってみていたのだが、
「つらい事と楽しい事どっちがこれまで多かったですか?」と単純な質問をしてみる。
「楽しいことの方が多いよ。可能性が広がっていくからな。何?亮平、今つらいのか?」と逆に心配された、、

確かに可能性広がるよな~

公太さんの友達の社長って、
ライブドアの堀江社長
サイバーエージェント藤田社長
今週のフライデー一面のテイクアンドギブニーズ 野尻社長 など
確かに夢がはてしない人ばっかり。。

昔から月に一度、みんなで集まって話をするって言ってました。
全員、本を書いてるのも共通点。
一応、私、全部読んでます、、。

他のお客様もいたので、十分と言えるほど話せはしなかったけどいろいろ話して、帰るときにまた小話をした。

最後店を出て見送りの時に、
「なぁ、シアトルで店(クーツ)立ち上げんか?」と声をかけられる。

さっき、RJからも冗談で一緒にシアトルで働こうよと声をかけられたのだが、、
(RJとは私がシアトルに行ったら、仕事を紹介してくれるよう、よく昔話をしてました(笑))

日本の会社から何人かいくんじゃないんすか?と聞いたら
「まあいくんだが、、やっぱり向こう(アメリカ)のやつらとがっつりやりあえるスピリッツもってねえとなぁ。」

「ほんと行く気ない??あったら連絡くれよ。」

「英語話せないっすよ。」

「ハートだよ。」

と胸に親指を当て、軽く微笑みながら、そのまま運転手付きの車に乗り込み、車は発車していった。

この人、相変わらずかっこいい人だなぁと思いつつ見送る。

ふと店に飲みに来て、仕事のオファーか。なるほど、自分もそうやって自分と一緒にやっていく人をみつけんといかんのだなと感心。

しかし、いい日だった。
二人に会えて、ほんとうれしかったし、自分達が一番最初から作った店が海外に出店するというのは、正直、胸が熱くなる。
前思ってた事とか思い出して、いい気分転換にもなりました。