ゲントにつき、
ホテルの近くに車を止め、最後にDと小話をする。
これから回る、ゲントのビアカフェについて意見をもらうが、
「いい所わかってるね」と笑いながらまた会おうと別れた。
そういえば、
あのギネスブックにも認定されている「デリリウムカフェ」が
三月にゲントにも出来るらしいと聞く、次回ゲントに行った際はぜひ寄ってみたいものである。
ホテルに荷物を置き、すぐに旧市街地へ。
途中、山下が写真を撮ってくれという事で、グーデン・ドラークを背に。
ちょっと日本人というか中国マフィアっぽい。
隣りにいる私は、ジャイアンとスネオだったら、スネオなんではないだろうか。
ベルギー人にとってドラえもんは知られているのだろうか?次回調べておきたい。
まずは、ムール貝のワイン蒸し、クリームソースがすばらしかった旧広場の「ブリッジ」
にて、季節柄ムール貝を置いていなかったので、(残念)
ウサギのグーズ煮とホワイトアスパラのグラタンを注文。
写真のホワイトビールはデンテルヘムス樽生。
さすがゲント、ベル・オーブみたい。(逆か、、、)
私はここで何杯かビールを飲む。
もう、お腹がかなりふくれたが、
そのまま、デュデレ・グリートへ。
あのクワック型グラスのビールを注文すると担保として靴を預けなければ
いけないというあのカフェ。
ブロンドとブラウンがあるのですが、両方を注文。
実はこのビールは一般的にパウエル・クワックだと思われている方も多いですが、
ベルギー1OEMの得意なproef醸造所がこの店のために醸造しているビールなのだ。
残念なのは、いつも話す店長が店にいなかった事。
さぁ、挑戦。靴が、、トイレが大変。。(いつも飲んでから気づくのが、私のアホな所。)
飲む、飲む、飲む、 休む、 飲む、休む、休む、飲む、休む、休む、強引に飲む。
そんな感じで、先に山下が飲み終わる。
もうグラスがモーゼの十戒の杖のよう、ビールの神、光臨か?といった感じで楽しく過ごす。
間もなく、私も完飲!!
すでに腹たぷたぷ、ぷぷぷ。。だが、私の頭はなぜかすっきりして来た。
これがアル中というのだろうか?ピンクの象は一つも見えない。
しかし、、これくらいでゲントの一日目を終わらすわけにいかんと
山下に気合いを入れて次の店へ。
山下はほんとはもうホテルに帰りたかったに違いない、
腕立て伏せ50回を命じられたのに、なぜか70回やらされてる気持ちではなかっただろうか、
いやな先輩(私)である。
先程の店の隣りにある「’t Vosken」へ。
ゲント名物「ワーテルゾーイ」これは食べなければ。ここのワーテルゾーイはうまいので、満腹ながらもなんとか辿り着く。
この店はローデンバッハの樽生が二つもあるのだ。誰しも飲んだ事がないだろう樽生が飲める。
「Rodenbach FoederBier樽生」
「Rodenbach Grand Cru樽生」
GrandCruは葡萄のような甘みが全面に出ており、すばらしいビールと感じた。
しかし、面白いのがFoederbierだ。
おそらく相当、グーズ等を飲みなれている方でなければこのビールのよさがわからないと思う。
ウッディーな香りとスモーキーでドライな風味がグーズを思わせる。
しかし、独特な酸味はグーズではなく、レッドビールだ。タンニンも感じる。
ボディーはGrand Cruに比べれはかなり軽いものとなっており、それがまた、非常に興味をそそられる一品。ゲントを訪れた際はぜひ味わって欲しい。
ここだけ強調して書いてある通り、
なぜ私がこんなにもたくさんの種類のレッドビールやフレミッシュブラウンエールを輸入しているか(間違いなく種類では日本で一番輸入していると思う。常時レッドやフレミッシュブラウンの樽を輸入しているのも私達だけである。)想像できるではないだろうか?
RodenBachのクラシックはどんどん大量生産品になって来ているが、
(ベルギーではまるでドクターペッパーのように缶で売られている。)
だからこそ、GrandCruとForderbierのようなビールを醸造し続けてもらえる事を同時に願いたいと思う。
同時にPalm Roy-ale樽を飲んだが、正直、★★です。以上。
と感動的にひたっている時に隣りで山下は寝に入っていた、、、
こんなにすばらしいビールとワーテルゾーイを前に(怒)
と思いきや、飲ませたのは私か、と反省し、山下をホテルまで送って帰る。
そこで私はホテルで寝ようとはこれっぽっちも思っていなかった。
すぐにゲントの旧市街地から遠いが
「HopDuvel」へ向かう。
「HopDuvel」は私達の輸入している「ゲンツ・トリペル」のレシピを作ったビアカフェ
現在はゲンツ・トリペルではなく、
Proef醸造所に委託したオリジナルビールを樽生にて提供している。
正直これも★★ ブロンドビールとしてさして魅力は感じなかった。
しかし、ベルギービールは一度飲んだだけではわからない、また次回飲むとしよう。
Hopduvelは旧市街地から歩いて15分くらいの離れた場所にあり、帰り道がよくわからなかったので、たまにすれ違う人に片っ端から声をかけて、同じ方向に向かう人がいたので
話しながら向かう。日本に27年前に行った事があるというので、私は27歳だよというと笑いながらそんな昔にいったんだなぁと言っていた。今回、出会ったベルギー人にはなるべく、ベルギーの北部フラマンと南部ワロンは独立した方がいいかと私は質問していた。
この方はそんなのとんでもないと答えていた。
20分程話したか、旧市街地にたどりつき、お別れして
次のWaterhuisというビアカフェへ。このビアカフェも樽等、品揃えのセンスがよい。
というか私達の輸入しているビールも多く、含まれている。
ヤン・ヴァン・ゲント樽、リーフマンス・クリーク樽などもそうだ。
他にもトラピストビール La Trappe樽。とこのビアカフェのオリジナルビール。
これは珍しい。早速二種味わうとことした。
そろそろ胃の限界かと思う物の、
デザートは別腹とはうまく言った物で、
すばらしいベルギービールは別腹である。(うまくないビールは受付ける事はできない。)
ここはやはり、明日、山下を連れてこないとなと心に誓う。
その後、もう二件まわったのですが、
これ以上書くと、みんなあなたの頭、おかしくないですか?といわれそうなので辞めときます。
聞きたい方は六本木のカウンターでどうぞ。
ちなみにこの後、ビール4杯飲んで、朝二時過ぎにホテルに辿り着き就寝。
あーよく食べ、よく飲み、ちょっと寝ました。