その6

先日お伝えしたグロッテンビア ブロンドの醸造終了をブログにてお伝えしました。
悲しいお知らせ グロッテンビア ブロンド醸造終了

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内容はコチラ↓
僕の中で間違いなく世界でも最高のトリペル(Fr トリプル)グロッテンビアのブロンド(フレミッシュエール)。

すでに80歳をとうに超えるピエール・セリス氏、ヒューガルデンの生みの親であり、ベルギービール醸造家の中でも伝説的人物。
彼が一昨年に洞窟で寝かせるグロッテンビアのトリペルタイプを発表した。
私は彼らに頼み込んでなんとかこのビールを輸入したのだが、飲んだ時の感動をいまだよく覚えている。

今回、このビールのアメリカへの輸出が終わり、醸造が終了する事となった。
醸造所とのやりとりの中で細かい情報も知ってはいるがブログ上で話すのはよくないのでひかえたい。しかし、
いちベルギービールファンとして正直それほどはこの先、長くない(こんな事いってごめんなさい)彼の集大成とも言えるようなこのビールが醸造中止になるのは悲しくて仕方ない。
なんとかならないものだろうかと思っている。
みなさんはいかがお考えでしょうか?
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さてこのブログをアップした後、
ベルギーのごく一部とアメリカのごく一部にしか出回らなかったこのビールがなくなる事に対して、醸造側に僕らの想いを伝えました。
このビールがなくなるのはおかしい。なんとかならないのか?
日本にいる僕らに何ができるのか。たいした輸入量でもない僕らから何かが伝わるのか。メールでもベルギーでも想いをぶつけてみた。

するとベルギーにてビールを前にこの会話をしていた僕に一つの提案が来た。
「リオ、そこまでこのビールに想いがあるのなら、このグロッテンビア ブロンドを君達(日本)のためだけに醸造しよう。これが僕らの友情の証になるのなら。世界中のビールマニアが君の店に訪れるかもしれないがそれでもいいかな? 君に勝るビールマニアはいないし問題ないね(笑) その代わり醸造したら全部買ってよ。」

僕は泣きそうになりながら(いや泣いた)喜んだ。5月のベル・オーブ5周年に間に合わないかもしれないが、この5年間に取り組んだ僕らと僕らを支えて来てくれたお客さんの想いがベルギー、醸造所に、醸造家に通じた瞬間であり、
これは5年を迎える僕らが踏み出す新たな可能性である。

醸造家とお客様をつなげて行く事。これはこれからも変わらない僕らの想いです。本当にいつもベル・オーブ各店にいらしていただいている皆様ありがとうございます。

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2009年はほんとですよ。