5/1にベル・オーブ六本木、そして私達の事業が7周年を迎えます。
これまでお世話になった皆様にまずこの場を借りて御礼させていただきます。
5/1~私を皮切りに毎日いろんなお店の店長がお店に入れ替わり登場。
先日のブラックダムネーションⅢの樽生が再登場。 このビールの凄さはこちらをご覧下さい。
そして、7周年という事で
ストライセ醸造所の7つのビール
・ジーザス
・パナポット
・パナポットレぜルバ
・パナピュート
・ブラックアルバート
・ブラックダムネーションI
・ブラックダムネーションIV
私の秘蔵ビールをいくつか?いくつも?提供いますのでぜひお楽しみに。
何を出すかは内緒♪
さて、こうやってブログを書きながら思い出せば、色々な事が思い出される。
ベル・オーブ六本木は最初はもともと20年やっていたバーを壁から何から手作りで1ヶ月かけて店内の電気と床の張り替え以外はほとんど自分で工事した。私が建築学科出身で海の家などを作ったりしている友人と主に二人で行った。
ベル・オーブ六本木と名前をつけたのは、次のお店を増やして行きたいという考えからだった。
これが最初の引き渡し時
20年やっていただけあってヤニだらけで凄い事になっていた。
ペンキから準備して自分達で完全塗装。
壊すのも自分達で
ぬりぬり
右は高尾。
なぜかゴールデンウィークの一番暇な5月1日にオープン。プレオープンは友人を誘って4月29日、30日に行った。ゆっくりしたオープンだった。最初の一日だけは友人などが駆けつけてくれた。そんな感じで最初は友達になんとか来てもらったけれども、ゴールデンウィーク後なんて恐ろしいほどの閑古鳥。
友人を呼んでプレオープンした。
それを心配したのか? ビルの一番上に今も住んでいるオーナーの老夫婦が当時隣でお店をやられていたのだが、奥さんがお客さんをそのままカウンターに連れてきて毎晩一杯だけ飲みに来てくれたり、お店に招待してくれたりした。正直、お酒をそんなに飲むような奥さんじゃない。お店も本当に魚料理の美味しい店でいつも温かくアットホームなお店。いまだったらこんな店にいつも通いたいって思う。なんか自分の想像していた六本木といい意味でまったく違った。結局は人と人の関係、おもいやりが大事な世界だった。お客さんもこのお店とうちを一日3回も4回とか普通に行き来して楽しんでくれたりもした。
手作りなものだから電気の事もよくわかってなくてすぐに営業中に電気がおちて店内真っ暗にもなった。軽く物を温める時に使う自分の家から持ってきた家庭用電子レンジを使うと電気がおちた。だから電子レンジ使う前に他の電気を毎回抜くわけだ。(あれ?何抜いていたのだろう?思い出せない。)そんなの苦にもならなかったが、たまに忙しくてついつい忘れて電子レンジつけて自爆(ブレーカーがおちる)するのだ。
電子レンジの音が鳴らないように自分で電子レンジを分解して音がならないように回路いじったりもした。一応言っておきますが、別に冷凍品チンして料理出してたわけでは全然ないですよ。
ちなみに自分の家の電子レンジは前の20年来のバーで使っていたものと取り替えてそれはそれは温める事しかできないむかーしの電子レンジが我が家に。それも壊れるまで4年くらい使っててうちのスタッフが家に来た時に、何この汚い電子レンジ。。とか言われると無性にこの電子レンジがかわいくて、心の中でごめんよってつぶやいていたのを思い出す。
入り口左の壁に奥まっているので矢印をライトで照らしたりするアイデアを思いついてやってみた。
実はもう一つ理由があって下の写真がそうなのだが、電気を消すとこのライトが偽物の防犯カメラに見えると思ってやってみた(笑)
前のバーから残したカウンターなんで今よりももっと狭かった。カウンターの出口も逆だった。だから今のスタッフがこの店のカウンター、他の店より狭いですね。。。とか言ってるの聞くと相当頭にきた(笑) 贅沢やなーって。最初から何でもそろってるわけじゃやないんだよ(怒)って。
思い出せば思い出すほど
僕らがベルギーから直接買い付けるビールを始め、僕らが取り扱う食は
単なるビール、そしてただ、一杯、一皿としてあるのではなく、人と人をつなげる大事なものである。これをまず提供する僕らが理解し、生産者である醸造家の情熱に僕らの想いを加えて皆様に提供する事が大事。この考えはぶれてない。
どんな時も一番の原点はベル・オーブ六本木にあり、何か迷った時に六本木でのお店に自分がいたらどうするだろうかと考えるのもここ。そんな原点であるベル・オーブ六本木のカウンターに5/1は入るので非常に楽しみ。
昔を懐かしむもよし、これからの話をするもよし、お店でみんなでつながれればうれしい。
前にも書いたが、お客様は神様とただ合言葉をいうのではなく、お客様と一緒にビールを共に、時を共に、想いを共にし、未来を作っていきたい。
当時のようなもっと生意気な自分に負けず、業界の常識にとらわれない新しい考え、試みを常に行っていきたい。そんな心意気はうちのカウンターで私に聞いてあげて下さい。そんな7周年です。
菅原 亮平